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【脳脊髄液検査(腰椎穿刺)】脳腫瘍の手術後に行われた検査

肺がんの脳転移によって、小脳と前頭葉に脳腫瘍が発生した父ですが、なんとか手術は終わりました。

小脳にできた腫瘍は「開頭腫瘍摘出手術」で摘出できました。

前頭葉の腫瘍は「穿頭手術」という方法で、腫瘍内の液体を抜き取れるようになりました。

いずれにせよ、短期間の間に脳の手術を2回も行ったので、家族側である私にとっても、気の休まることの無い時間が続きました。それこそ、手術では合併症の脳内出血が発生するなど、本当に大変だったのです。

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いつの間にか行われていた「脳脊髄液検査」

大きな手術を2回も行ったわけですが、検査もこれまでたくさん行ってきました。

たとえば、MRI検査やCT検査は頻繁に行われていましたし、心電図、HIVの検査、心臓超音波検査などもありました。

※詳しくは、以下の記事に書いています。

【脳腫瘍・手術】入院そして手術に向けての検査
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そして、術後には、「脳脊髄液検査(腰椎穿刺)」という検査も行われていました。

この検査、するとは聞いていたものの、いつの間にか母親が説明を聞いており、いつの間にか実施されていました。

これまで、「手術」については、私が説明に来るように指示され、手術の同意書にもサインしていていたのですが、この検査については母親が行っていたのです。

手術ではなく検査なので、合併症などのリスクが高くないということなのでしょうか。

なんにせよ、医師からの説明を聞くのは精神的に辛いものがあるので、母親が言ってくれたことは有難かったです。

なんだか恐ろし気な「脳脊髄液検査」

上述の通り、検査をするとは聞いていましたが、改めて検査の内容を見てみると、少し怖い検査だなと思いました。

具体的には、側臥位(横向き)になり、おへそを見るような格好で寝て、背中を付きだすような態勢になります。

それから、麻酔を注射して、長さ約7㎝の太めの針を、骨(腰椎)の間から髄液腔(髄液が流れているところ)に刺して、髄液を採取するという検査です。

しかも、検査中は、痛みがあったり、下肢にしびれが走ったりすることもあるそうです。

怖くないですか?

ただし、検査後は、1時間は頭部を挙げずに安静にしなければならないものの、翌日からはシャワー浴、翌々日は入浴が可能となるそうです。

説明だけを見るととても怖い検査なのですが、日々、ハードな脳の手術を行っている医師からすれば、たいしたものじゃないのかもしれませんね。(いつも思うのですが、脳外科の先生は本当に大変だと思います。)

もちろん、髄膜炎などの感染症や、神経損傷などの合併症の恐れもあるそうなので、油断はできない検査です。

なんにせよ、私としては、2回の手術を見守ることですでに疲れてしまっていたので、いつの間にかこの脳脊髄液検査が終わってくれたことは、本当に有難い限りでした。

脳脊髄液検査の目的

この検査の目的は、中枢神経系の病気を調べることにあり、

①髄膜炎や脳炎などの感染症

②脱髄性疾患

③脳脊髄の変性疾患の病態把握

④CTやMRIでは確定できないクモ膜下出血

等の診断に役立つものだそうです。

いずれの病気も、はっきり言って、どういったものなのかはよく分かりません。ただ、どれも怖い響きがしますね。

結果としては、父の検査では、いずれも問題は無かったようです。

検査そのものも、無事に終了しましたし、合併症なども発生しませんでした。

しかし、今でも不思議で疑問に思うのは、脳の検査なのに、腰椎に注射をすることです。

医学のことは全く分かりませんが、人体は本当に不思議です。

手術や検査は次々に行われる

肺がんの脳転移が判明してから、目まぐるしく検査やら手術が行われてきました。

簡単にまとめてみると、

・6月23日に脳腫瘍があるとの診察を受ける。

・6月26日に入院。同日、心電図とHIVの検査。

・6月27日には、心臓超音波検査とMRI検査

・6月28日には、CT検査。

・6月29日には、脳血管撮影検査

・7月5日には、小脳の手術[開頭腫瘍摘出手術]。

・7月11日には、前頭葉の手術[穿頭手術]

そして、

・7月14日に、今回の脳脊髄液検査です。

※上記の検査は、私が持っている資料にあるものを示しただけで、他の検査も行っている可能性があります。

※CTとMRIは、上記の日以外にも適宜撮影していると思います。

ここからさらに、ガンマナイフの治療が待っています。

次から次へといろいろなことが行われるので、わけが分からなくなってきます。

こんな調子なので、このときの脳脊髄液検査も、いつの間にか終わっていたのでした。

父の感想[脳脊髄液検査]

非常に怖そうな検査だったので、検査後、父にこのことを聞いてみました。

しかし、全く覚えていませんでした。

脳の手術を2回もしたためか、このときの父の記憶はかなりあいまいになっていました。

何を聞いても明確な答えを聞くことはできなくなっていたのです。

なにより、手術で人工呼吸を行ったため、声が枯れていて、喋っている内容がほとんど聞き取れません。

【肺がん・脳転移】全身麻酔の後に起こった気になる症状[喉がおかしい]
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まあ、父としても、いろいろなことがあり過ぎて、何がどういった検査だったのか、わからない状態だったと思います。

脳に腫瘍がなくても、これだけの検査や手術が実施されると、さすがに全てを把握できなくなるのかもしれませんね。