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【癌に効くのか】春ウコンの摂取開始

身内ががんになった時は、それはもう絶望的な気持ちになります。そして、インターネットなどで、なんとかならないかと情報収集するのではないでしょうか。私の父が癌になったときもそうでした。

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どうにも信じられない民間療法

癌の治療について調べていると、どうしても民間療法なども目に入ると思います。しかし、どれもがなんとも胡散臭く、なかなか信用できません。実際、父が肺がんになったとき(脳転移ではないとき)、すでに色々と調べていたので民間療法があることも知ったのですが、どうにも信用することができず、当時はあまり関心がありませんでした。

怪しいスピリチュアル的な情報も蔓延していて、どうしても信用できなかったのです。

なにより、もともと、私は疑い深い性格なんです。とくに出費が必要となることについては、かなり慎重になってしまうのです。端的に言うとケチなだけなのですが。

ワラにもすがりたい思いになる

ところが、父は肺がんに続いて脳腫瘍を発症し、あと数ヶ月の命と言われてしまいました。

※前回のブログの通りです

【脳転移が発覚3】医師の辛い宣告「あと数カ月です」
今回は、父の脳転移が宣告された脳外科の診察のことについてです。脳外科の診察を受診する前から、すでに父の脳には肺がんが転移していることはわかっていました。ただし、その根拠は、あくまでも肺がん検診の一環で指摘された、「脳転移の可能性があ...

さすがにこういった状況になると、これまでには全く興味も無かった民間療法にも目を通すようになりました。深刻度が異なると、私のようなケチな性格の人間でさえも、ワラをもすがる思いで、可能性があるものに希望を託したくなるので不思議です。

それこそ、父が治るのであれば、自分の貯金を全てはたいていいという心境になりました。「1パーセントでもいいから、父が生き残れる可能性を増やすことができないのか」という思いです。

ただし、こういった時は少し理性を失っているので注意が必要かもしれません。もしかすると、こういった状況に陥った時に癌ビジネスはつけ込んでくるのかもしれませんね。

春ウコンに決めた理由

とにかく、いろいろと調べていくと、いろんなサプリなどに行き当たります。ただ、どれも高額で、とても手が出せそうにありませんでした。悩みに悩んだ末、なんとか手を出せそうだなと思ったのが、このブログの標題でもある「春ウコン」だったのです。

二日酔いに効くとか言われている、あの「ウコン」です。

選ぶに至った理由は2つ。

①手が届く値段だった

私がamazonで見つけた商品は、120g(0.2g/1粒×600錠)が3,800円/1袋で売られていました。春ウコン研究会が、「ガンは癌にあらず」という本の内容をインターネットで無料公開しているのですが、そこから1日に必要な摂取量の計算式があります。父の場合は、1日にだいたい7~8g必要だということが分かりました。

1日8g取るとすると、1カ月で240g必要となり、月に7,600円(2袋分)となります。これなら、私の少ない給料でもなんとか手を出せそうだなと思ったのです。

それでも、月に7,600円の固定費があるのは、なかなか厳しいんですけどね。

②父がウコンになじみがある

もう1つの理由は、父がウコンにそれほど抵抗がないことでした。がんになる以前から、沖縄に住んでいる知り合いから生のウコンを貰うことがあり、なぜだかよくわからないのですが、それをかじっていたのです。お酒が好きな人だったので、体調管理のために摂取していたのかもしれません。実際のところ、生のウコンをもらったところで、料理の仕方も分からず、どうしようも無かったからだと思うのですが(多分、もらっていたのは秋ウコンだったと思います)。

とにかく、この春ウコンですが、かなり苦いです。初めて飲む方は、その味にびっくりするかもしれません。錠剤とはいえ、これを一日に何回も分けて飲むのです。1日に8gの摂取といっても、錠剤に換算すると40粒になるので、結構大変です。ウコンが苦手な方は、嫌になってしまうかもしれません。その点、父についてはウコンには馴染みがあり、かじれるほどでしたので、錠剤で摂取するくらいなら続けられると思ったのです。

春ウコンの摂取をスタート

脳外科の先生から脳腫瘍であることを宣告された当日に、春ウコンを注文しました。お急ぎ便で注文したので、その翌日には到着し、さっそく摂取を始めることができました。もう、父には時間が残されていないので、一日でも早く摂取してほしかったのです。

ただし、数日後には脳の外科手術で入院することになったので、このときは一時的にしか取ることができませんでした。病院側に、勝手にサプリメントを取っていると思われたくなったのです。入院して間もないころは、コソコソと飲ませていましたが、やはり入院していると無理がありました。

春ウコンの効果やいかに

入院直前に春ウコンの摂取を始めたとことから、継続的な摂取はなかなか難しいものがありましたが、それでも、1週間ほどは継続して飲むことができました。私たち家族もずっと病院で付き添っているわけではなく、ちゃんと飲めているのかは不安でしたが、1回分を小さな袋に小分けにし、飲むように指示していました。ちゃんと摂取していた形跡もありました。

そのため、「もしかすると、春ウコンが劇的に効いて、腫瘍が突然消えているのでは」という期待もありました。

しかし、手術前のCTなどでは、依然としてくっきりと腫瘍が写っていました。

そんなにうまい話はありませんよね。

春ウコンには、急激な効果には無いのか、それとも、肺がんの転移性脳腫瘍には効きづらいのか。この辺りは未だに不明です。父の腫瘍はかなり大きいものでしたし、そもそも、春ウコンの効能には個人差があるのかもしれません。

おわりに

これで父の春ウコン摂取が終了したわけではありません。退院後も継続的に春ウコンを飲んでいます。

退院してからの春ウコン摂取のことについても、書きたいことがたくさんあります。

今は、脳腫瘍のことを中心に書いていこうと思っているのでここでは割愛しますが、春ウコンについても適宜書いていこうと思います。